受け太刀
うけだち
名詞
標準
being on the defensive
文例 · 用例
まあ、もう少し待ってやることさ」 受け太刀に困っている半七を、お六が横合いから救い出してくれた。
— 朝顔屋敷 『半七捕物帳』 青空文庫
その熱心な口調にいくらか受け太刀の気味になった妻木君は苦笑しいしい云った。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
「おおかた僕がその鼓を盗みに来たように思っているのでしょう」「じゃどこに隠してあるかおわかりになりませんか」 と私の質問はいよいよぶしつけになったので、妻木君の返事は益々受け太刀の気味になった。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
次第次第に宗三郎、受け太刀となって後へ退る。
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫
四分六といつか泰軒が評したことばのとおりに剣胆二つながらに備えてはいても、何しろ左膳ほど刀下をくぐっていない栄三郎、ともすれば受け太刀になって、しかも手の甲をさいた傷口から鮮血はとどまるべくもなく、下半身を伝わって、いたずらに往来の土にしみる。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
この黒を白といいくるめようとするようないい草が、磯五の口から出てくると不思議に道筋立って聞こえて、どうかすると、お高が受け太刀になるようなぐあいであった。
— 林不忘 『巷説享保図絵』 青空文庫
」「さあ、それは……」 と清之介君は全く受け太刀になってしまった。
— 佐々木邦 『女婿』 青空文庫
せいぜい十七八、まだ小娘といっていいほどの柄ですが、それがまた恐ろしいおしゃべりで、さすがの平次も受け太刀になる有様、ガラッ八が逃げ出したのも無理はないような気がします。
— 梅吉殺し 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
例句