奉勅
ほうちょく
名詞
標準
receiving an imperial decree
文例 · 用例
しかしてまた布告書等に奉勅云々の語を付し、畏れ多くも 天皇陛下に罪状を附せんとするは、そもまた何事ぞや。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
跋文に「斯依滋兵川人貞観十三年奉勅撰進爾甲撰進之」とあり。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
而して木戸は、長藩の最初からの勤王並に奉勅の始末を縷々弁じ、是非貴藩にも連合せられたいと迫った。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
あの江戸|駒込の別邸で永蟄居を免ぜられたことも知らずじまいにこの世を去った御隠居が生前に京都からの勅使を迎えることもできなかったかわりに、今「奉勅」と大書した旗を押し立てながら動いて行くのは、その人の愛する子か孫かのような水戸人もしくは準水戸人であるからで。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
主将耕雲斎は「奉勅」の旗を先に立て、三蓋菱の馬印を立てた百人ばかりの騎兵隊がその前に進み、二百人ばかりの歩行武者の同勢は抜き身の鎗でそのあとから続いた。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
司令官は、その中で、すでに奉勅命令が下ったことを告げ、それに従わないものは「逆賊」であるということを明言し、「今からでも決しておそくはないから、直ちに抵抗をやめて軍旗の下に復帰するようにせよ。
— 第五部 『次郎物語』 青空文庫
関東軍はただちに、その治安維持のために備うべく、朝鮮から一混成旅団を編成して、時を移さず奉天に集中して待機したが、錦州および山海関へは、満鉄線付属地以外へ出兵することになるので、奉勅命令を待たでは出動することが出来ない。
— 河本大作 『私が張作霖を殺した』 青空文庫
その奉勅命令がいっこう下らない。
— 河本大作 『私が張作霖を殺した』 青空文庫
作例 · 標準
明治時代、政府の高官たちは天皇の意思である奉勅を受けて、近代国家の建設に奔走した。
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その神社の由緒書きには、天皇の奉勅によってこの地に社殿が建立されたと記されている。
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特命全権大使は、奉勅の命を帯びて欧米諸国との不平等条約改正の交渉へと旅立った。
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