来白
らいしろ
名詞
標準
文例 · 用例
赤青黄は元来白によって統一さるべき仮象であるからである。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
」而して、「我に後来白人を東亜より駆逐せんの絶大理想あり。
— 中島敦 『斗南先生』 青空文庫
敵は近来白昼ゆうゆうと南方洋上に集結し編隊を組み、一時間も経過して侵入してくるが、ずいぶんみくびったやり方だと思う。
— ――私信―― 『一つの世界』 青空文庫
「性来白痴の葉之助が、近藤司気太、白井誠三郎、山田左膳というような武道自慢の若者どもを打ち込むほどの技倆になれるか!
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
「このように白髯があるのだから、白髯の男とでも云うがよい」 ある時|戯むれにこう云ってからは、長者の家の者達は、それ以来白髯の老武士を「白髯の殿」と呼ぶようになり、額に凄い太刀傷のある赤ら顔のものものしい武士のことをば「傷のお方」と呼んだりした。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
維新とともにそういう微妙な舌の持主は落魄し、にわかに粗野な地方人の天下となったのであるから、爾来白目米を味わい分ける者もなく、今日では僅かに当時の百分の一くらいが用いられるだけで、それすら年々減少する傾あり、この珍品白目米も遠からず種切れとなる恐れがある』と。
— ――所信と体験―― 『一商人として』 青空文庫
……穢れたるかの都こそ、世界に君臨しゐたるかと、よい力試し、我こそはそを打倒さんと決心し、世界を統べるその民を、爾来白眼、以て注視を怠らず!
— VERS DE COLLEGE 『ランボオ詩集≪学校時代の詩≫』 青空文庫
君見ずや青海の頭、古来白骨人の収むるなし。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫