夏帽子
なつぼうし
名詞
標準
summer hat
文例 · 用例
」狐は赤革の靴をはき茶いろのレーンコートを着てまだ夏帽子をかぶりながら斯う云ひました。
— 宮沢賢治 『土神と狐』 青空文庫
」狐は赤革の靴をはき茶いろのレーンコートを着てまだ夏帽子をかぶりながら斯う云いました。
— 宮沢賢治 『土神ときつね』 青空文庫
影法師も露に濡れて――此の時は夏帽子も單衣の袖も、うつとりとした姿で、俯向いて、土手の草のすら/\と、瀬の音に搖れるやうな風情を視めながら、片側、山に沿ふ空屋の前を寂しく歩行いた。
— 泉鏡太郎 『月夜』 青空文庫
」 わたくしは大急ぎでネクタイを結んで新らしい夏帽子を被って外へ出ました。
— 宮沢賢治 『ポラーノの広場』 青空文庫
何うした事か、今年は夏帽子が格安だつたから、麥稈だけは新しいのをとゝのへたが、さつと降つたら、さそくにふところへねぢ込まうし、風に取られては事だと……ちよつと意氣にはかぶれない。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
……羽織は、まだしも、世の中一般に、頭に被るものと極った麦藁の、安値なのではあるが夏帽子を、居かわり立直る客が蹴散らし、踏挫ぎそうにする…… また幕間で、人の起居は忙しくなるし、あいにく通筋の板敷に席を取ったのだから堪らない。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
」 私を見て苦笑しながら、羽織でくるくると夏帽子を包んで、みしと言わせて、尻にかって、投膝に組んで掌をそらした。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
すぐ前を走っている車の上から父は新しい夏帽子の縁に手をかけて時々うしろを振返ってみては、どう云うつもりか、鼈甲縁の眼鏡で私へ笑いかけた。
— 渡辺温 『父を失う話』 青空文庫
作例 · 標準
強い日差しを避けるために、お気に入りの夏帽子をかぶった。
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子供たちは麦わらの夏帽子をかぶって、海辺で遊んでいた。
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この夏帽子は、どんな服装にも合わせやすくて重宝している。
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