幻辞.com

抜帖

ぬけちょう
名詞
1
標準
文例 · 用例
なぜなら、その一つというのは、かつてシュテッヘの研究講目だった「古代火術史」で、いまだ頁も切られてはいず、また片方の新聞切抜帖には、大戦直前における快走艇倶楽部員の移動が記されていて、艇長とシュテッヘとは、交互に反対の倶楽部へ入会しているのだった。
小栗虫太郎 潜航艇「鷹の城」 青空文庫
私と伊藤は、そういうことを色々と知っている須山の頭は「スクラップ・ブック(切抜帖)」みたいだというので笑った。
小林多喜二 党生活者 青空文庫
しかしわたしの宿の主人が切抜帖に貼っておいた当時の新聞に載っていたものですから、大体間違いはあるまいと思います。
芥川龍之介 温泉だより 青空文庫
抜帖を開いてみると、それは十二年十一月の『東京朝日』に書いたものである。
中谷宇吉郎 原子爆弾雑話 青空文庫
塚原はもう一つ、新聞の切拔帖を持つてゐた。
島木健作 續生活の探求 青空文庫