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数え切れない程

かぞえきれないほど
名詞
1
標準
文例 · 用例
晴れた日の午さがりで、大きな貨物船の沢山浮かんだ碧い品川の海や、数え切れない程の煙突や、とたん屋根や、洗濯物が一っぱいかかっている物干しや、いろんなものが見えました。
渡辺温 風船美人 青空文庫
一寸した注意であるが同宿の者の中に犯人があって、自分が殺しておきながら知らん顔をして寝ていたという実例が数え切れない程ある。
夢野久作 暗黒公使 青空文庫
夫れは巨大な無数の蟇が其処を住家にして住んでいるからで、そう云えば本当に初夏の候になると、水草の蔭や浮藻の間に、疣々のある土色の蟇や、蒼白い腹を陽にさらして、数え切れない程の沢山の蟇が住んでいるのが、彼にも見えた。
国枝史郎 高島異誌 青空文庫
しかし今では、彼が仮にそれをちょっとでも見るとすれば、もしもその数え切れない程の花びらの一つ一つが薄い金の板で出来ているとして、この花園がどれ位の値打になるだろうと勘定して見るために過ぎませんでした。
A WONDER BOOK FOR BOYS AND GIRLS ワンダ・ブック――少年・少女のために―― 青空文庫
第二部 教育風俗 11 教育と啓蒙 現代の日本に於ては教育家というものは数え切れない程存在している。
戸坂潤 思想と風俗 青空文庫
マルクス主義哲学は、理論の、科学の、論理の、党派性ということに就いて実に数え切れない程の言葉の数を費した。
戸坂潤 思想としての文学 青空文庫
成都事件・北海事件・を初めとして支那の所謂侮日事件は数え切れない程重なっているのであり、しかもその報道は細大もらさず吾々の耳に這入っている。
戸坂潤 世界の一環としての日本 青空文庫
日本では作家の数は数え切れない程であるが、文壇ジャーナリズムに登場して来る専門の文芸評論家の数は可なり限られている。
戸坂潤 文芸評論の方法について 青空文庫