沢側
さわがわ
名詞
標準
文例 · 用例
東沢側は大したことはなかったが、ワリモ沢側は物凄かった。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫
全部尾根通しに東沢側ばかりを歩いた。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫
小屋の附近は東沢側はもちろんのこと立尾根の下りは二〇〇〇メートル附近で右の谷へ入ったが、雪崩で随分荒れていて不愉快だった。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫
本尾根は大きな岩のリッジになっているので、少しく右へ下り気味に涸沢側を巻き、そこより真上に岩と雪の斜面を登ろうとしたが、雪がひどく降り出して懐中電灯の光ではコースがよくわからず、とうとう諦めてこのチムニーの雪の孔へ引返したのである。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫
コルに近づくと再び風が烈しくなり、リッジは痩せて、いくどか西沢側へさらわれそうになる。
— 松濤明 『春の遠山入り』 青空文庫
それをじっと見下ろしていると、ふらふらっと奇妙な衝動に駆られて、慌てて赤石沢側へ向きなおった。
— 松濤明 『春の遠山入り』 青空文庫