上げ潮
あげしお
名詞
標準
rising tide
文例 · 用例
道は上げ潮の運河の上の橋にかかっていた。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
図は上げ潮の時の有様ですから、潮流はDの方からABを通ってCの方へ流れて行きます。
— 寺田寅彦 『瀬戸内海の潮と潮流』 青空文庫
図は前にも云った通り上げ潮の時の有様ですが、下げ潮の時には反対に図の下側の方へ同じような流れと渦巻が出来ます。
— 寺田寅彦 『瀬戸内海の潮と潮流』 青空文庫
ざわざわ鳴り続け出した蘆洲の、ところどころ幾筋も風筋に当る部分は吹き倒れて泡をたくさん浮かした上げ潮が凪ぎあとの蘆洲の根方にだぶつくのが覗ける。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
これは盛運の上げ潮に乗った緊張の過ぎた結果であったと思われる。
— 寺田寅彦 『「手首」の問題』 青空文庫
だが、ある夜遅くあの部屋へ入って、結婚|衣裳を調べていて、ふと、上げ潮に鴎の鳴く声を聴いたら、娘は芝居の幕が閉じたように、若い学者との結婚が馬鹿らしくなった。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
上げ潮の頃と見え、家の裏手の堀川に荷船が頻りに通っています。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
しかしそのあとでも藻の中の泥土にまみれて漁師の眼から逃れた魚が上げ潮に誘われて半死半生のからだを浮き上らせないことはありません。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
上げ潮の例文
標準
surge (in popularity, power, etc.)
作例 · 標準
上げ潮の例文