目々
めめ
名詞
標準
文例 · 用例
)(五両で帯を買うて三両で絎けて、)(絎目々々に七房さげて。
— 泉鏡花 『照葉狂言』 青空文庫
彼はこうして客の旦那衆とは普通対等の位で向き合うけれども、利目々々にはひそかに身分を守った。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
けれども、顔を洗って、戻るのに、まだおなじところに、おなじ姿を見ると、ちょっと二間ばかりの橋が、急にすらすらと長く伸びて、宇治か、瀬田か、昔話の長橋の真中にただ一人怪しい婦が、霞に彳んだようですから、気をはっきりと、欄干を伝うところを、(目々、覚めてどすか。
— 泉鏡花 『白花の朝顔』 青空文庫
第一、目々が覚めたという柄じゃない、洗って来い、という面です。
— 泉鏡花 『白花の朝顔』 青空文庫
或事情に由つて凝る氣になつて居る人の爲す所は、張る氣で事に從ふとは異なるのであるから、たゞ其の打對つたところに意が太子の六臂の、用に應じて即ち※ずるが如く、江を截るの長網の、千萬億目、目々皆張つて、魚來れば便ち執ふるが如くである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
』『誤魔化そうとしても駄目々々。
— 渡辺温 『四月馬鹿』 青空文庫
では、どこでそのくまに会うたかもいわずにいんでしまわれたというのでありますな」「はい、よっぽどおくやしそうだったとみえて、息が絶えてしまうときにも、お兄いさまはお目々にいっぱい涙をためてでござりました」「おかわいそうにのう、そなたもさぞお力おとしでありましたろう。
— 耳のない浪人 『右門捕物帖』 青空文庫
そして「駄目々々、これは食べられません。
— 山村暮鳥 『ちるちる・みちる』 青空文庫