担
たん
名詞
標準
文例 · 用例
それは、巻中に用いられている仮名をみると、全く同類に属する仮名でどんな字を使ってもよいのでありますが、その中でこの巻には他に用いない特別の文字を使っているというような違いが見られるのは、この巻とこの巻は誰が書き、この巻とこの巻とは誰が書くという風に、分担して書いたものであろうと思われます。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
学校は好きにも好きにも遂ひに世話をやかしたる事なく、朝めし喰べると馳け出して三時の退校に道草のいたづらした事なく、自慢では無けれど先生さまにも褒め物の子を、貧乏なればこそ蜆を担がせて、この寒空に小さな足に草鞋をはかせる親心、察して下されとて伯母も涙なり。
— 樋口一葉 『大つごもり』 青空文庫
そうして、これらの語はその基礎附けられている公共圏内にあっては明らかに価値判断を担っている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
対他性上の区別である渋味と甘味とは、それ自身には何ら一定の価値判断を担っていない。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
我々の時代の女たちは、純粋の家庭婦人として典型されず、一方に社交界の花形を兼ね、一方に良妻賢母を兼ねるところの、二重の負担に於て教育される。
— 萩原朔太郎 『家庭の痛恨』 青空文庫
お祖母さんが台所に這入ると、小僧は天秤棒を担ぎあげて、「ありがと、存じました」といふや、赤い手を振りながら、さつき良子が隠れた、あの通路の方へ行つた。
— 中原中也 『良子』 青空文庫
文中の『大日本地誌』は、山崎直方佐藤伝蔵両氏の編で、地質地形等は両氏が受け持ち、部分的の地誌は、花袋らが分担記述していたのであった。
— ――田山花袋氏―― 『紀行文家の群れ』 青空文庫
(立ちながら休むときは、脊の担い梯子へ、息杖を当てがって、肩を緩めるので「一本立てる」というのである。
— 小島烏水 『槍ヶ岳第三回登山』 青空文庫
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担 は、中国の伝統的な質量の単位である。
出典: 担 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0