優男
やさおとこ異読 やさお
名詞
標準
man with a gentle nature
文例 · 用例
どんな優男かと思っていたらそれが鬼将軍のような男性美の持主であったのである。
— 寺田寅彦 『マーカス・ショーとレビュー式教育』 青空文庫
わが酒の相手は軒の梅桜 風に浮かれてチリテツトシャン世の中は三分五厘風鈴の ふところ合ひがチリンカラカラ その風鈴に近い破れ畳の上に、調子悪そうにキチンと坐っているのは相当の商家の若旦那様と見える、二十歳前後のオットリした優男。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
美妙が私と同齢の青年であるとは前から聞いていたが、私の蓬頭垢面に反対えてノッペリした優男だったから少くも私よりは二、三歳|弱齢のように見えた。
— 内田魯庵 『美妙斎美妙』 青空文庫
みたところ五尺とねえ小男でね、そのうえ女みたいな優男だったというんだから、ご番所のみなさまがたもその怪力っていうのが不思議だ不思議だとご評定しなさっていらっしゃるんですがね」「いかさまな。
— 足のある幽霊 『右門捕物帖』 青空文庫
南の窓の下の机の上には、蘇州の商人の置いていった杭州人形や、水銀剤や、枯れ凋んだサフランや、西蔵産の蛇酒の空瓶が並んでいるし、壁には優男の役者の黄金台の画が貼ってあるし、いや、それより、何より参木の着ているこの蒲団は、もう男たちの首垢で今はぎらぎら光っているのだった。
— 横光利一 『上海』 青空文庫
旅館の方には、お島より二つ年下の娘の外に、里から来ている女中が三人ほどいたが、始終帳場に坐っている、色の小白い面長な優男が、そこの主人であった。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
もう一人は、やはり四十幾つかの上方者らしい優男で、これは紙幣偽造で京都から控訴か上告かして来ているのだった。
— 大杉栄 『獄中記』 青空文庫
その男もやはり二十五、六の、細面の、どちらかと言えば優男であった。
— 大杉栄 『続獄中記』 青空文庫
作例 · 標準
彼は一見怖そうだが、実は物静かで思慮深い優男だ。
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その優男は、困っている人を見過ごせないお人好しな性格をしていた。
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争い事を好まない彼の穏やかな話しぶりは、まさに優男そのものだった。
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標準
man of delicate features
作例 · 標準
色白で端正な顔立ちをしたその優男は、女性たちの注目の的だった。
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舞台に登場した優男役の役者に、客席からため息が漏れた。
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線の細い優男の彼には、武骨な鎧兜よりも雅な平安装束がよく似合う。
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標準
effeminate man
作例 · 標準
「いつまでもメソメソするな、この優男め」と父親に一喝された。
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昔ながらの頑固親父にとって、最近の流行に敏感な息子は優男に映るらしい。
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彼は見かけによらず、優男と揶揄されるのを非常に嫌っている。
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