都電
とでん
名詞頻度ランク #42634 · 青空 123 例
標準
Metropolitan Electric Railway
文例 · 用例
都電に乗ると、隣に坐っていた男が、「やあ、暫らく……」 と、声を掛けた。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
都電に乗ろうとして、姉の遺骨を入れた鞄を下げたまま駅前の広場を横切ろうとすると、学生が一団となって、校歌を合唱していた。
— 織田作之助 『旅への誘い』 青空文庫
」 道子はそう呟くと、姉の遺骨のはいった鞄を左手に持ちかえて、そっと眼を拭き、そして、錬成場にあてられた赤坂青山町のお寺へ急ぐために、都電の停留所の方へ歩いて行った。
— 織田作之助 『旅への誘い』 青空文庫
東芝でさまざまな家電製品の開発に携わってきた山田正吾さん語り下ろしの「家電今昔物語」によれば、電気釜への初のチャレンジは、一九一五年頃、京都電灯によって行なわれたという。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
こうして電気コンロや電気鍋、電気ストーブに電気座布団と家庭に電力を売り付けるためにさまざまな製品が開発されていくことになるが、京都電灯はまず営業用に電気飯炊き器を開発し、続いて家庭用にも着手した。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
ある日、彼は多摩川へ行ってみようと思いたつと、すぐ都電に乗った。
— 原民喜 『遥かな旅』 青空文庫
勤めにゆくため、学校へゆくため、是非乗らなければならない省線、都電、バスなど、交通費もみんな三倍になりました。
— 宮本百合子 『幸福のために』 青空文庫
そういう時期に、都電が故障した偶然から、神明町のわきの本屋へ入った。
— 宮本百合子 『春桃』 青空文庫