霊犀
れいさい
名詞
標準
文例 · 用例
失望、痛苦、懊悩にありて神を疑いて離れんとする人がイエスのこの大悲声に接して、この深刻なる内的経験において彼と己と霊犀相通ずるを知り、彼に頼りて神を見出し神に還るに至るのである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
先生にして我が平生|忖度するところのごとくんば、この稿によって一点|霊犀の相通ずるあるを認めん。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
頭のいい先生と、頭のいい青木との間には、霊犀相通ずるといったような微妙なる了解があった。
— 菊池寛 『青木の出京』 青空文庫
「佛蘭西文學の旺盛時代たる路易第十四世の朝に於て、突如として一世の耳目を聳動し來れる一書あり、其の簡淨痛快にして靈犀奇警なる人世批評は、天下驚畏の中心となれり、本書是れ也。
— 太宰治 『ラロシフコー』 青空文庫