川止め
かわどめ
名詞動詞-サ変
標準
suspension of ferry service
文例 · 用例
そして、一番水の無い、膝通水の時の賃金は、人足一人が四十文で、乳下水に少し水嵩が増すと、川止めになるのであった。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
「ええ――」 番頭が、手をついて「まことに申しかねますが、御覧の通りの混雑でござりまして――それに、ただ今、急に、お侍衆が七人、是非にと――何分の川止めで、野宿もなりませず――済みませんが、女子衆を一つ、相宿ということに、お願い致しとう存じますが――」 番頭は、手を揉んで、御辞儀した。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
「お一人かな」「いいえ、娘と、同行でございます」「八郎太殿は」「夫は、何か、名越様と、至急の打合せ致すことが起ったと、途中から江戸へ引返しまして、もう、追いつく時分でござりますが、何う致しましたやら」「ははあ」「丁度、幸の川止めで、明日一日降り続きましょうなら、この宿で落合えるかと存じております。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
(こんな雨の夜、川止めの日、ゆっくりと、別れの言葉を交したなら――) と、思うと、しとしと降っている雨の音までが、自分等を、悲しませたり、羨ませたりしたさに、降って来たもののように感じられた。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
ところがこの頃は東海道を初め、どの道筋でも『川止め』という厄介な事があった。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
大井川の如きは殊に川止めになりやすかった。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
もしこれを出さないと何かいい草をつけて川止め以上の日数を浪費させられることがある。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
だから川止めで宿銭をドシドシ取られるような苦痛は無いが長くなると食料を買込む位の費用はかかる。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
作例 · 標準
大雨の影響で川が増水し、渡し舟は今日一日川止めとなった。
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「あら、今日も川止めなの?困ったわ。」
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川止めの間は、迂回ルートを利用するか、待つしかない。
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