戸板
といた
名詞
標準
sliding door (esp. when removed from its frame and used for carrying things or people)
文例 · 用例
そのひょうしに、かたい頭が、はげしく戸板にぶつかった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
虫の息の親父は戸板に乗せられて、親方と仲間の土方二人と、気抜けのしたような弁公とに送られて家に帰った。
— 国木田独歩 『窮死』 青空文庫
まともには見られないような、白い、西洋の婦人の裸身が、戸板へ両腕を長く張って、脚を揃えて、これも鎹で留めてある。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
」「部屋を出て、廊下を右手へまつすぐに行きますと杉の戸板につきあたります。
— 太宰治 『陰火』 青空文庫
そのあたりの頭を出した捨石のごろごろした所には、戸板や衣類のようなものがごたごたとかかってそれが干あがっていた。
— 田中貢太郎 『死体の匂い』 青空文庫
畠二三枚、つい近い、前畷の夜の雪路を、狸が葬式を真似るように、陰々と火がともれて、人影のざわざわと通り過ぎたのは――真中に戸板を舁いていた。
— 泉鏡花 『神鷺之巻』 青空文庫
「御苦労、御苦労」「御気分は如何でございます」「気分は何ともない、筋のぐあいであろう」「それでは、馬にお乗りになりますか」「馬には乗れまい、今日は引返そう」 間もなく権兵衛は戸板に載せられて引返して来たが、普請役場の己の室へおろされたところで体の痺れはすっかり除れていた。
— 田中貢太郎 『海神に祈る』 青空文庫
「それでは、馬にお乗りになりますか」「すこし考える事がある、気の毒じゃが、また戸板へ載せて引返してくれ」 権兵衛はまた戸板に載って引返したが、帰りついてみると体は元のとおりになっていた。
— 田中貢太郎 『海神に祈る』 青空文庫
作例 · 標準
急病人を戸板に乗せて、病院まで運んだ。
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昔は引っ越しに戸板を使ったと聞いている。
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壊れた障子から戸板を外し、物置に立てかけた。
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標準
large flounder
作例 · 標準
今日は市場で珍しい戸板平目が手に入った。
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この戸板は新鮮なので、刺身で食べたい。
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戸板の煮付けは身がふっくらとしていて美味しい。
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