哲学的
てつがくてき
形容動詞
標準
philosophical
文例 · 用例
それに猶、諸君も嫌ひではない冗舌は、此処に十分に按配されてをり、直き直きに抽象語を以てしなければ、かの「意味がない」と云つて嘯く、平盤な心情の人達のためには、十分哲学的学術的な言葉も此処には見出されるのである。
— 中原中也 『宮沢賢治全集』 青空文庫
そうでなくて、自分の哲学的思想体系を、ちゃんと腹に収めてからでなければ、どんな行動も起し得ない種類の人間も、たくさんあることと思う。
— 太宰治 『多頭蛇哲学』 青空文庫
こうした見方からして、この句は蕪村俳句のモチーヴを表出した哲学的標句として、芭蕉の有名な「古池や」と対立すべきものであろう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
しかしながら Real といふ言葉は外国語の意味に於いては、単なる「現実」を指すのでなく、もつと深奥な哲学的の意味、即ち或る「真実のもの」「確実なもの」、架空の幻影や仮象でなくして、正に「実在するもの」といふやうな意味を持つてゐる。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
然るに日本人は、歴史的に思想を持たない国民であるから、本来哲学的の思想を根とする西洋文学の輸入に際して一もそれに適応する原語がなく、日本語字典のあらゆる言海を探した後で、止むを得ず「現実」や「自然」などといふ訳語を、無理にこじつけて適当させた。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
E君は、国民の哲学的宗教的背景が欠けている事を痛論した。
— 寺田寅彦 『電車と風呂』 青空文庫
それはいずれにしても、上述のごとき俳句における作者の自己の特殊な立場は必然の結果として俳句に内省的自己批評的あるいは哲学的なにおいを付加する。
— 寺田寅彦 『俳句の精神』 青空文庫
その後に私は友人|安倍能成君の「西洋哲学史」を読んで、ロイキッポス、デモクリトス、エピクロスを経てルクレチウスに伝わった元子論の梗概や、その説の哲学的の意義、他学派に対する関係等について多少の概念を得る事ができた、と同時にこの元子説に対する科学者としての強い興味を刺激された。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
作例 · 標準
彼の発言はいつも哲学的で、深遠な意味を含んでいる。
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その映画は、見る人に哲学的思考を促すような内容だった。
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「ふーん、君の意見、なかなか哲学的だね。」
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