示命
しめい
名詞
標準
文例 · 用例
しかも他方幕閣は和親さえあるに今度は通商の決定を迫られているという安政五年正月に、その直前の水藩建白によって下ったといわれる朝廷からの幕吏への示命書には、はっきりと幕府祖法が真向からふりかざされている。
— 服部之総 『尊攘戦略史』 青空文庫
それはともかく、井伊内閣による通商条約締結とともに朝廷の攘夷はもはや祈願たることをやめて、まず前出の示命(安政五年正月)となり、ついで条約不許可勅令(三月)、さらに八月八日の水藩以下への「密勅」となった。
— 服部之総 『尊攘戦略史』 青空文庫
公権力を握った立場での政治的統合手段は宣示命令手段、禁圧対抗手段、折衝協力手段、収攬手段、教化宣伝手段という風に分けることもできる(大石兵太郎)。
— 矢部貞治 『政治学入門』 青空文庫
関羽は、やや不満のいろを、眉宇にあらわして、「先程から、いまに重命もあらんかと、これに控えていたが、なおそれがしに対して、一片のご示命もなきは、いかなるわけでござるか。
— 望蜀の巻 『三国志』 青空文庫