差し掛け
さしかけ
名詞
標準
holding (an umbrella) over something
文例 · 用例
一人が蝙蝠傘を斜に連の人の前に差し掛けてゐます。
— DAT FLEESCH 『尼』 青空文庫
平生は人気も稀な荒寥とした野天に差し掛けの店が出来ているので、前の日の夜の十二時頃から熊手を籠長持に入れて出掛けるのですが、量高のものだから、サシで担がなければなりません。
— 熊手を拵えて売ったはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
池の水に差し掛けて洋風に作り上げた仮普請の入口を跨ぐと、小い卓に椅子を添えてここ、かしこに併べた大広間に、三人四人ずつの群がおのおの口の用を弁じている。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
その女は向うの村に行くのだから道連れになつてくれと云つて、太兵衞に傘を差し掛けたので、太兵衞は承知して、相合傘で、女の身の上を聞きながら、女ののろい足に歩調を合してゐた。
— 正宗白鳥 『雨』 青空文庫
ひやりと横鬢をかすめる水気に、ぱっと蛇の目を差し掛けて、刀の柄を袖でかばった篁守人、水たまりを避けて歩き出した。
— 林不忘 『つづれ烏羽玉』 青空文庫
実験室は北側の差し掛け小屋にしつらえられ、その屋根は地上すれすれまで延びていた。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『チャールズ・デクスター・ウォードの事件』 青空文庫
それでも彼は沈默し、無言の中に傘をさしかけて、夜の雨中を田端の停車場まで送つてくれた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
泥水をたたえた長方形の池を囲んで、そうしてその池の上にさしかけて建てた家がある。
— 寺田寅彦 『猫の穴掘り』 青空文庫
作例 · 標準
炎天下で作業する彼のために、私が日傘を差し掛けた。
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雨の中、彼は彼女に傘を差し掛けながら歩いていた。
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熱中症対策として、休憩中に大きな布を差し掛けた。
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標準
lean-to roof
作例 · 標準
物置の横に、簡単な差し掛けの屋根を取り付けた。
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雨風をしのぐため、家の裏に差し掛けの物置を作った。
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この小さな小屋は、差し掛けの屋根があるおかげで雨の日も安心だ。
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