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レモン

れもん
名詞
1
標準
文例 · 用例
レモンの花咲く国に憧れるのは単にミニョンの思郷の情のみではない。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
其処に僕はゐて、お魚フライにレモンの汁をしたたか掛けて、これから食べようとしてゐたのです。
中原中也 夜汽車の食堂 青空文庫
そして僕の耳を引つ張つて、僕の頭を揺すぶりながら、「そんなにレモンをかけて食べる人ありますか!
中原中也 夜汽車の食堂 青空文庫
汽車は相変らずゴーツといつて、レモンは僕の目にしみて、僕はお母さんやお父さんを離れて、かうして一人でお星の方へ旅をすることが、なんだか途方もなくつまらなくなるのでありました。
中原中也 夜汽車の食堂 青空文庫
からだじゅうからレモンの匂いに似た高い香気が発していた。
太宰治 懶惰の歌留多 青空文庫
それは黒い背筋の上に薄いレモン色の房々とした毛束を四つも着け、その両脇に走る美しい橙紅色の線が頭の端では燃えるような朱の色をして、そこから真黒な長い毛が突き出している。
寺田寅彦 蜂が団子をこしらえる話 青空文庫
大正年間の大噴火に押出した泥流を被らなかつたと思はれる部分の山腹は一面にレモン黄色と温かい黒土色との複雑なニュアンスをもつて彩どられた草原に白く曝らされた枯木の幹が疎に点在してゐる。
寺田寅彦 雨の上高地 青空文庫
大正年間の大噴火に押し出した泥流を被らなかったと思われる部分の山腹は一面にレモン黄色と温かい黒土色との複雑なニュアンスをもって彩られた草原に白く曝された枯木の幹が疎らに点在している。
寺田寅彦 雨の上高地 青空文庫
ウィキペディア

レモン は、ミカン科ミカン属の常緑高木、またはその果実のこと。柑橘類の一つであり、中でも主に酸味や香りを楽しむ、いわゆる香酸柑橘類に属する。

出典: レモン — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0