怪しからん
けしからん
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標準
outrageous
文例 · 用例
然るに宮森氏は、外国人の賞讃した批評を自慢らしく列記した後で、この通り外国で好評を博して居り、外国人でさへ賞めてゐるのに、日本人たる小宮氏輩が非難するとは以ての外で、同胞らしくもなく怪しからんことだと言つて怒つてゐる。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
外国人が賞讚するほどの訳を、日本人の分際で非難するのは怪しからんといふのは、語学としての出来の批判を言つてるのだらうが、小宮氏の所論では、語学としての問題ではなく、詩の翻訳の可能についての議論なのである。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
ところでこの男がまた真剣|白刃取りを奉書の紙一枚で遣付けようという男だったから、これは怪しからん、模本贋物を御渡しになるとは、と真正面からこちらの理屈の木刀を揮って先方の毒悪の真剣と切結ぶような不利なことをする者ではなかった。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
「ぜんたい、ここらの山は怪しからんね。
— 宮沢賢治 『注文の多い料理店』 青空文庫
」「何も申しませんから、何卒そう被仰らずにお返しを願います、それでないと私の立つ瀬がないのですから……」と言わせも果てず母は火鉢を横に膝を進めて、「怪しからんことを言うよ、それでは私が今日お前の所から何か持ってでも帰ったと言うのだね、聞き捨てになりませんぞ」と声を高めて乗掛る。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
「それで先刻僕が此処へ来て見ると、意外にも貴様が既に此場処を占領して居たのです、驚きましたね、怪しからん人もあるものだ僕の酒庫を犯し、僕の酒宴の莚を奪いながら平気で書籍を読んで居るなんてと、僕はそれで貴様を見つめながら此処を去らなかったのです。
— 国木田独歩 『運命論者』 青空文庫
最近では横須賀侯などが農場を開放されると聞きますが、あれなどは実に怪しからんと思ひますね。
— 有島武郎 『私有農場から共産農団へ』 青空文庫
二十六「そんな、そんな貴女、詰らん、怪しからん事があるべき次第のものではないです。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
作例 · 標準
こんなことをするとは、けしからん!
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彼のけしからん態度に、上司も黙っていなかった。
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けしからん噂が、あっという間に広まった。
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