幻辞.com

掘り抜き

ほりぬき
名詞
1
標準
文例 · 用例
それはあちこちの川の岸や崖の脚には、きっとこの泥岩が顔を出してゐるのでもわかりましたし、又所々で掘り抜き井戸を穿ったりしますと、ぢきこの泥岩層にぶっつかるのでもしれました。
宮沢賢治 イギリス海岸 青空文庫
それはあちこちの川の岸や崖の脚には、きっとこの泥岩が顔を出しているのでもわかりましたし、また所々で掘り抜き井戸を穿ったりしますと、じきこの泥岩|層にぶっつかるのでもしれました。
宮沢賢治 イギリス海岸 青空文庫
掘り抜き井戸は、もうとうに出来あがつて、荒れはてた庭の隅で静かに水を噴いてゐた。
牧野信一 毒気 青空文庫
家造作は窩人の風俗通り大岩を掘り抜き柱を立てたいわゆる古代穴居族の普通の家造作と同じであったが、杉右衛門は一族の頭領だったので、したがってその住居は特別に広く半分以上は岩窟から外へ喰み出して造られているのであった。
国枝史郎 八ヶ嶽の魔神 青空文庫
長唄のお囃子を七人も雇いやがって、居どころ変りで引き抜いてとんぼは切る、客席へ掘り抜き井戸を仕掛けてその本水で立廻りはしやがる。
正岡容 小説 圓朝 青空文庫
今年の8月からミルバンク・プリズンではテムズ川の水を使うのを完全に中止して、この監獄の医師であるベイリ博士の推奨によって、代わりにトラファルガ・スクエアの掘り抜き井戸を使うようになった。
ON THE MODE OF COMMUNICATION OF CHOLERA (1854) コレラの伝染様式について 青空文庫
砂の掘り抜き井戸および過密な戸外便所から水が入る。
A Concise History of Medicine 簡約医学史 青空文庫
青い布かけ、すつぽりと、よその屋根からにゆつと出て両手つん出す弥次郎兵衛|姿、あれわいさの、どつこいしよの、堀抜工事の木遣の車、手をふる、手をふる、首をふる――わしとそなたは何処までも。
北原白秋 東京景物詩及其他 青空文庫