上がりこむ
あがりこむ
動詞-五段-マ行動詞-自動詞
標準
to enter (house, room, etc.)
文例 · 用例
五 祖先の来る夜かうした神々の来ぬ村では、家の神なる祖先の霊が、盂蘭盆のまつ白な月光の下を、眷属大勢ひき連れて来て、家々にあがりこむ。
— 常世の国 『古代生活の研究』 青空文庫
「その声をきくとウチの者が病気になるからやめてもらいたい」「それは気の毒だが、下駄をぬぐまでは天下の公道だから誰に気兼もいるまい」 下駄をぬぎ終るまで謡いつづけて保久呂湯へあがりこむのである。
— 坂口安吾 『保久呂天皇』 青空文庫
お顔を拝んだら眼がつぶれるかも知れぬが、これ以上|御辞退申すはかえって非礼と、お艶は、はいとお応えするのも口のうちに、そこは女、手早く裾の土を払い髪をなおして、おそるおそるあがりこむと、お部屋のすみにべたりと手を突いた。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
しやにむに、上れといはれたので、なるほど内しよで一杯のませてもらふには店さきではぐあひが悪いので、こちらも気をきかせて、唯一室きりの茶の間に、カーテンを潜つてあがりこむと、そこには五十がらみの、親方風の職人が、茶ぶ台のそばにあぐらをかいてのんでゐた。
— 宮地嘉六 『老残』 青空文庫
靴のままでずかずかと板土間へあがりこむと、陶榻の上へ腰をかけた。
— 久生十蘭 『金狼』 青空文庫
作例 · 標準
上がりこむの例文1
上がりこむの例文2
上がりこむの例文3
上がりこむの例文4