目付
めつけ
名詞
標準
censor
文例 · 用例
蝶の舌ゼンマイに似る暑さかな暖かや蕊に臘ぬる造り花臘梅や雪うち透かす枝のたけ「蝶の舌」の句は、ゼンマイに似ているといふ目付け所が山であり、比喩の奇警にして観察の細かいところに作者の味噌があるのだらうが、結果はそれだけの機智であつて、本質的に何の俳味も詩情もない、単なる才気だけの作品である。
— 俳人としての芥川龍之介と室生犀星 『小説家の俳句』 青空文庫
されど柔和にて目付|賢気に情あり。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
(疑念を挟むらしき姉の目付を見て言い淀む。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
そして例のたまらない、目付きで豚をながめてから、大へん機嫌の悪い顔で助手に向ってこう云った。
— 宮沢賢治 『フランドン農学校の豚』 青空文庫
只今、御目付の松倉十内様が御検屍として御出役になる迄は、その死骸に指一本指すことは相成らんぞ。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
まかり間違うて大公儀の耳にでもそげな事が入ったなら、直ぐさま、黒田五十五万石のお納戸の信用に差響いて来るやら知れぬ話じゃけに、成る限り大切を取って極々の内密に、しかも出来るだけ速よう下手人を探し出せと言う大目付からの御内達で、お係りのお目付、松倉十内|様も往生、垂れ冠って御座る。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
大きにもっともな話……」「……又、大目付様からの御内達で、どのような場合でも蔵元屋の内幕に立入って、蔵元屋の信用に拘わるような事を探り立てしてはならぬ。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
お目付の松倉さんから聞いた話を受売りするとなあ……豊後の日田という処は元来天領で、徳川様の直轄の御領分じゃ。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
作例 · 標準
彼は幕府の目付として、諸大名の不穏な動きを厳しく監視する極秘任務に就いている。
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目付の役宅には、深夜であっても密偵たちが次々と重要な報告を持ち込んでくる。
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時代劇で、悪徳代官の不正を暴くために「目付である!」と名乗り出るシーンは圧巻だ。
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ウィキペディア
目付(めつけ)・目付役(めつけやく)とは、日本史において監察を務める役を指す。江戸幕府および諸藩における職名の1つ。転じて、ある人物が不行跡をしないよう見張る側近のこと。本項にて解説。 または軍目付(いくさめつけ)。戦場での将兵の監視役、戦国大名が配下が合戦中の勝手な行動を取らないようにする見張り、合戦後の論功行賞を行うため、一番槍や首実検をするなど勲功を確認する役職として設けた職名の一つ。軍目付は幕末ごろには軍監とも呼ばれた。
出典: 目付 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0