地蔵堂
じぞうどう
名詞
標準
temple hall with a Kshitigarbha (Jizō) image
文例 · 用例
方々の、祠の扉だの、地蔵堂の羽目だの、路傍の傍示杭だの、気をつけて御覧な、皆この印がつけてあるから。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
そこで栄蔵は、少し離れた地蔵堂町狭川の子陽といふ先生が開いてゐる塾に通学をはじめる。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
良寛さんが、ときどき訪れてゆく、地蔵堂町の子供達も、また特別の歓迎法を持つてゐた。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
今日も良寛さんは、地蔵堂町へやつて来た。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
地蔵堂に釣った紙帳より、かえって侘しき草の閨かな。
— 泉鏡花 『吉原新話』 青空文庫
わたくしはその手の及ばない村中の地蔵堂にしばらくの仮りの住宅を定めました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
わたくしも寒さに急き立てられ、夫婦乞食より一足先に郭を出て、藍染橋を渡り、棲家の地蔵堂へ帰りました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
わたくしは地蔵堂へ帰り、その紺絣の着物を拡げてみながら考えるともなく考えます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫