翼果
よっか異読 よくか
名詞
標準
samara
文例 · 用例
私は平生のように起きて、子供たちと一緒に朝飯を喫い、それから二階へあがって机に向ったが、前夜の宿酔のために仕事をする気になれないので、籐の寝椅子によっかかりながら、ガラス越しに裏崖の草藪の方を見た。
— 田中貢太郎 『変災序記』 青空文庫
四明山の頂上の松の下に小さな草庵があって、一人の老人が几によっかかって坐っていた。
— 田中貢太郎 『牡丹燈籠 牡丹燈記』 青空文庫
松によっかかったり、薄の根へ踞んだり……杖を力にして、その(人待石)の処へ来て、堪らなくなって、どたりと腰を落しました。
— 泉鏡花 『河伯令嬢』 青空文庫
御存じの通り、よっかかりが高いのですから、その銀杏返は、髪も低い……一寸雛箱へ、空色|天鵝絨の蓋をした形に、此方から見えなくなる。
— 泉鏡花 『甲乙』 青空文庫
……膚いきれと、よっかかりの天鵝絨で、長くは暑さに堪りますまい。
— 泉鏡花 『甲乙』 青空文庫
(清涼薬……) と、むこうで、一寸噪いだ、お転婆らしい、その銀杏返の声がすると、ちらりと瞳が動く時、顔が半分無理に覗いて、フフンと口許で笑いながら、こう手が、よっかかりを越して、姉の円髷の横へ伝って、白く下りると、その紙づつみを姉が受けて、子持の奥さんの肩の上から、(清涼薬ですって。
— 泉鏡花 『甲乙』 青空文庫
柱に、「東海会社仮事務所」と出ていて、例の大船で一艘積出す男は、火のない瀬戸の欠火鉢を傍に、こわれた脇息の天鵝絨を引剥したような小机によっかかって、あの入船帳に肱をついて、それでも莞爾々々している……「これ、お茶をよ。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
彼は、芝居の建具によっかかっていたのだ!
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
作例 · 標準
カエデの木から翼果が風に乗って舞い落ちてきた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
翼果は種子散布に適した形状をしている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
子供たちは翼果を拾って、羽根のように飛ばして遊んだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash