立ち淀む
たちよどむ
動詞
標準
文例 · 用例
金田屋三七を恐れるわけではありませんが、いかにも相手が惡いと思つたんです」「で、どうしたのだ」「思はず立ち淀むと、お富は引返して來て――親分に無理なことはお願ひしない、此處から、默つて歸つて下さい。
— 乘合舟 『錢形平次捕物控』 青空文庫
また先鋒隊は、離れすぎて、道を過るな」 中軍の佐々成政は、たえずこう気を配りながら、前後へ、伝令をとらせていたが、ともすれば、その中軍はおろか、左右、わずかを隔てて旗本たちの姿まで、まっ白な、濃霧にくるまれて、しばしはまつ毛も、水粒にふさがれ、立ち淀むしかないような困惑に陥ちた。
— 第十一分冊 『新書太閤記』 青空文庫
……」と、弦之丞の後ろでちょっと立ち淀む。
— 上方の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫