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攝取

攝取
名詞
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標準
文例 · 用例
禽獸蟲魚等の春に遇つて漸く多く活動するやうになるのは、抑の變化と、地皮状態の變化とに本づくのが第一で、次に其の攝取する食物の性能の差異に本づくのが第二の原因で有らう。
幸田露伴 努力論 青空文庫
併し其はたゞ新境の現前といふ個條の中に攝取して説き盡し得るので、既に上に説いたところの屋上に屋を架するにも及ぶまいから擱く。
幸田露伴 努力論 青空文庫
新しく攝取すること、新しい生活に自分を適應させることで一杯だつた。
島木健作 生活の探求 青空文庫
液體の一|滴をも攝取することが出來ないにも拘らず、亂れた髮の毛毎に傳ひて落るかと思ふやうに汗が玉をなして垂れた。
長塚節 青空文庫
間斷なく消耗して行く肉體の缺損を補給するために攝取する食料は一|椀と雖も悉く自己の慘憺たる勞力の一|部を割いて居るのである。
長塚節 青空文庫
それも二三|年の間で普通の人間ならばもう到底役にも立たぬ年齡に達して居るので、假令彼の境遇が安佚を許さない爲に恁うして精神的に健康が保たれて居るのだとしても、彼の老躯は日毎に空腹から來る疲勞を醫する爲に食料を攝取する僅な滿足が其の度毎に目先の知れてる彼を拉して其の行く可き處に導いて居るのである。
長塚節 青空文庫
然し渠は、北海道生活を初めてから、今日ほど、すべての幻影を攝取して、自己の悲痛と孤獨とを強烈に感じたことはない。
憑き物 泡鳴五部作 青空文庫
印度に古く梵教の外に異類異族の教多かりしは諺になりある程、それに印度邊陲の諸國からトルキスタンや、支那を經て日本へ入る迄に無數雜多の土地の傳説を攝取し居る可れば、委陀やブラナ位い調べた所ろが現存佛教の諸説を解くに足ず。
南方熊楠 再び毘沙門に就て 青空文庫