長き
ながき
名詞名詞-接頭辞頻度ランク #24700 · 青空 0 例
標準
long distance
文例 · 用例
稍々あつて男――もう今では夫、入口より葉巻を銜へ、長きマントの儘、如何にも寒い中を歩いて帰つて来た風である。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
我れ少年の日は、常に麥笛を鳴らして此所を過ぎ、長き煉瓦の塀を※りて、果なき憂愁にさびしみしが、崖を下りて河原に立てば、冬枯れの木立の中に、悲しき懲役の人人、看守に引かれて石を運び、利根川の淺き川瀬を速くせり。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
洲崎の灯影長うして江水|漣※清く、電燈|煌として列車長きプラットフォームに入れば吐き出す人波。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
不二の嶺のいや遠長き山路をも妹許訪へば気に呻はず来ぬ 富士の西南の麓、今日、大宮町浅間神社の境内にある湧玉池と呼ばれる湛えた水のほとりで、一人の若い女が、一人の若い男に出会った。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
棚の上には小さき、柄の長き和蘭陀パイプを斜に一列に置きあり。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
(画家が握手せんとして手を差伸ぶるを見て、徐に右だけの手袋を脱ぎ、指輪を嵌めたる、細長き、優しき手を出す。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
うち見には十五六と思わる、蓬なす頭髪は頸を被い、顔の長きが上に頬肉こけたれば頷の骨|尖れり。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
三十年前の我、長き眠りより醒めて山のかなたより今の我を呼ぶならずや。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
作例 · 標準
長き旅路の果てに、ようやく故郷の景色が見えてきた。
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彼の長きにわたる研究が、ついに実を結んだ。
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長き冬が終わり、暖かい春が訪れた。
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