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倹素

けんそ
形容動詞名詞
1
標準
economical and simple
文例 · 用例
家康は「上を見な」「身の程を知れ」の「五字七字」を秘伝とまで考えたから、家臣の美服を戒め鹵簿の倹素を命じた。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
葬祭の儀は、漢の文帝の如くせよ、と云える、天下の臣民は哭臨三日にして服を釈き、嫁娶を妨ぐる勿れ、と云える、何ぞ倹素にして仁恕なる。
幸田露伴 運命 青空文庫
この歌の詠みびとじゃ」 関白の座敷としては、割合に倹素で、忠通の座右には料紙硯と少しばかりの調度が置かれてあるばかりであった。
岡本綺堂 玉藻の前 青空文庫
内に倹素を忍んで、外に声望を張ろうとする貞固が留守居の生活は、かなの内助を待って始て保続せられたのである。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
しかしひとり巽斎だけは恬然と倹素に安んじてゐた。
芥川龍之介 僻見 青空文庫
」 倹素に安んじた巽斎の偏愛を避けたのは勿論である。
芥川龍之介 僻見 青空文庫
或友人から巴里人は倹素だから家庭へ入るのは不愉快だと聞かされて居たが、一概に然うでも無さ相である。
與謝野寛、與謝野晶子 巴里より 青空文庫
又感服した一つは、身に過ぎた華奢を欲しない倹素な性質の仏蘭西婦人は、概して費用の掛らぬ材料を用ひて、見た目に美しい結果を収めようとする用意が著しい。
與謝野寛、與謝野晶子 巴里より 青空文庫
作例 · 標準
彼女は倹素な生活を送りながらも、充実した日々を過ごしていた。
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倹素な食事でも、家族みんなで囲む食卓は温かい。
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昔の偉人は、倹素を美徳として重んじた。
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