清涼剤
せいりょうざい
名詞
標準
refreshment
文例 · 用例
そうかと思うと一方で立体派や未来派のような舶来の不合理をそのままに鵜呑みにして有難がって模倣しているような不見識な人の多い中に、このような自分の腹から自然に出た些細な不合理はむしろ一服の清涼剤として珍重すべきもののような感がある。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
もっともI君の家は医家であったので、炎天の長途を歩いて来たわれわれ子供たちのために暑気払いの清涼剤を振舞ってくれたのである。
— 寺田寅彦 『さまよえるユダヤ人の手記より』 青空文庫
従類眷属寄りたかつて、上げつ下ろしつ為て責め苛む、笞の呵責は魔界の清涼剤ぢや、静に差置けば人間は気病で死ぬとな…… 言ふまでもない肉を屠つて其の血を啜るに仔細はないが、夫は香村雪枝とか。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
)画家 (肩を抱く)ウイスキーです――清涼剤に――一体、これはどうした事です。
— 泉鏡花 『山吹』 青空文庫
師匠の痛快な身内叩きは、日米間の摩擦で当方に生じた欲求不満解消の特効薬、一服の清涼剤として受けに受ける仕掛けとなる。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
そして苦い清涼剤でも飲んだように胸のつかえを透かしていた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
他の大方の作家の作が、劇情的であるために、却って氏の作は清涼剤として、動かす可からざる独自の地位を、諸方面に占めたように思われます。
— 国枝史郎 『探偵文壇鳥瞰』 青空文庫
酒と涙とは人生の清涼剤か!
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
作例 · 標準
仕事の合間にミントタブレットを一粒口に入れるのが、私にとって欠かせないリフレッシュの清涼剤だ。
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殺風景な部屋に一輪の花を飾っただけで、空間全体が華やぎ、心への清涼剤となった。
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彼が発した一言の冗談が、緊張感漂う会議室の空気を和らげる絶好の清涼剤になった。
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標準
tonic
作例 · 標準
忙しすぎる日常の中で、週末に愛犬とドッグランで遊ぶ時間は最高の心の清涼剤だ。
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彼の透き通るような歌声は、悩み事が多い私の心にすーっと入り込む清涼剤のようだ。
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この映画は、現代社会の荒波に疲れた大人たちに贈る、一時の休息のような清涼剤だ。
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