胡沙
こさ
名詞
標準
文例 · 用例
たゞ玉の緒のしるしばかり、髮は絲で結んでも、胡沙吹く風は肩に亂れた、身は痩せ、顏は窶れたけれども、目鼻立ちの凛として、口許の緊つたのは、服裝は何うでも日本の若草。
— 泉鏡太郎 『印度更紗』 青空文庫
たゞ玉の緒のしるしばかり、髪は糸で結んでも、胡沙吹く風は肩に乱れた、身は痩せ、顔は窶れけれども、目鼻立ちの凜として、口許の緊つたのは、服装は何うでも日本の若草。
— 泉鏡花 『印度更紗』 青空文庫
第三段抑々蒙古ときこゆるは草莽にして胡沙を馳駆し、万里北に蔓つて勢漢土に臨むや、金を滅し、宋を傾け、余威高麗に及んではしばしば本朝をもうかがふ。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
「三川北虜乱レテ麻ノ如シ、四海|南奔シテ永嘉ニ似タリ、但東山ノ謝安石ヲ用ヒヨ、君ガ為メ談笑シテ胡沙ヲ静メン」 などとウンと威張ったりした。
— 国枝史郎 『岷山の隠士』 青空文庫
胡沙吹く嵐にもろもろの花がはかなく地上に散り敷いた後は、この世から花は失なわれた。
— 国枝史郎 『沙漠の古都』 青空文庫
胡沙の地は不毛であるがために、草は白色を呈しているが、九十になっても美貌であったところの、王昭君の墓地へばかりは、青い色の草が茫々と生えて、不遇な美姫の悩みある魂を慰めたなどと中華の詩人が、笑うに堪えた感傷心から詩や譜に作って弔したが、いうまでもなく出鱈目なのであった。
— 国枝史郎 『沙漠の美姫』 青空文庫
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胡沙 は、金の官僚。金の宗室である女真完顔部の出身。漢名は承裕。
出典: 胡沙 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0