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鳥兜

とりかぶと異読 トリカブト
名詞
1
標準
aconite (esp. species Aconitum japonicum)
文例 · 用例
兩方から一丈餘りに延びた蓬が茂つて、撓むまでさいた鳥兜草が丈を爭うて立ち交つて居る。
長塚節 鉛筆日抄 青空文庫
頂上まで蓬や鳥兜草が繁茂して居るが頂上に至るまでそれが兩側二尺ばかりは薙ぎ拂はれてある。
長塚節 鉛筆日抄 青空文庫
そこにて掘りたての里芋を煮る吊鍋の湯気を嗅ぎ、そこにて尻尾ふる百舌の甲高なる叫びを聞き、そこにて刈稲を積みて帰る牛と馬とを眺め、そこにて鳥兜と野菊と赤き蓼とを摘まばや。
與謝野晶子 晶子詩篇全集 青空文庫
其処には鳥兜の紫の花が沢山咲いて居ました。
與謝野晶子 私の生ひ立ち 青空文庫
謡曲の富士太鼓を知っていた自分は、おおかたこれが鳥兜というものだろうと推察した。
夏目漱石 行人 青空文庫
世の中には私共の考えも及ばない毒物も存在するのである、近頃は時々鳥兜を用いるが、その毒性は詳しいことがわかっているわけではなく、馬酔木も時々用いたが、そんな大した毒性はないと植物学者から聴いていささかがっかりしたところである。
野村胡堂 銭形平次打明け話 青空文庫
道庵は、多分|田螺を干して粉末にしたのと、毒草鳥兜か烏頭だらうと申しますが、それを打ち明けると殺されるから、家へ歸つて研究すると言つて、首尾よく送り還されたさうで御座います」 平次の話は、事毎に新三郎を驚かしました。
兵粮丸祕聞 錢形平次捕物控 青空文庫
三人とも口を揃えて毒は裏庭に今を盛りと咲いている鳥兜の根を味噌汁へ摺り込んだものと分りましたが、誰がそんな事をしたのかとなると、まるで見当も付かないのです。
槍の折れ 銭形平次捕物控 青空文庫
作例 · 標準
山の湿った場所に咲く鳥兜の紫の花は美しいが、猛毒を持っているため注意が必要だ。
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ミステリー小説のトリックとして、鳥兜の毒が使われるのはもはや定番と言える。
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誤って鳥兜を山菜と間違えて食べてしまい、病院へ搬送される事故が後を絶たない。
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2
標準
traditional bugaku hat
作例 · 標準
雅楽の舞手が高い冠のような鳥兜を被り、厳かな音楽に合わせてゆっくりと舞う。
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祭りの行列で、華やかな衣装に身を包んだ子供たちが鳥兜を被って歩いている。
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展示会で見た古い鳥兜は、色鮮やかな刺繍が施されており当時の技術の高さが伺えた。
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ウィキペディア

鳥兜(鳥甲、とりかぶと)は、舞楽の常装束で用いられる頭に被る装飾品。舞楽以外には神社・仏閣での民俗芸能などでも用いられる。

出典: 鳥兜 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0