ムックリ
ムックリ
名詞
標準
Ainu mouth harp
文例 · 用例
しかし、どうしたわけか、その下腹が、奇妙な恰好にムックリと膨らんでいるために、親爺の曲りくねった足と並んで、一種異様な対照を作っているのであった。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
……が……やがて、ムックリと起上るとそのまま、衣服の汚れも払わないで国道の上をスタスタと町の方へ歩き出した。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
そこで、何様である、徳川殿の勧めに就こうかと思うが、といいながら老臣等を見渡すと、ムックリと頭を擡げたのが伊達藤五郎|成実だ。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
極楽にも雀が居るかな……なぞと考えて又もウトウトしているうちに、今度は博多湾の方向に当ってボオ――ボオ――という蒸気船の笛が鳴ったので奈良原翁はムックリと起上って眼をこすった。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
ところが梅津朔造氏がその枕頭に手を突いて、「それでは、これでお暇を……」 と御挨拶をすると翁がムックリ頭を擡げて左右に振った。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
十|燭の電燈に照らされた鉄の寝台の上には、白い蒲団を頭から冠っている人間の姿がムックリと浮き上っていた。
— 夢野久作 『復讐』 青空文庫
日本婦人がズングリムックリした、無暗に派手な洋装を尾張大根のような足で運んで行く恰好はあまりよくない。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
側にいた笠原が頭だけをムックリ挙げて、森本を見た。
— 小林多喜二 『工場細胞』 青空文庫
作例 · 標準
アイヌの伝統楽器であるムックリの音色は、とても神秘的だ。
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彼女はムックリの演奏家として、国内外で活躍している。
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観光客はアイヌ文化を紹介する場所で、ムックリの体験を楽しんだ。
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