大自在
だいじざい
名詞
標準
complete freedom
文例 · 用例
それから遂に大自在力を得て、凡そ二百年余も生きた後、応永七年足利義持の時に死したということだ。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
その美しき花の衣は、彼が威霊を称えたる牡丹花の飾に似て、根に寄る潮の玉を砕くは、日に黄金、月に白銀、あるいは怒り、あるいは殺す、鋭き大自在の爪かと見ゆる。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
公子 (爽に)獄屋ではない、大自由、大自在な領分だ。
— 泉鏡花 『海神別荘』 青空文庫
公子 大自在の国だ。
— 泉鏡花 『海神別荘』 青空文庫
この無限の大自在所に突き抜けてみると、ありがたいが、おれ見たいな人間には少し寂しい気がする。
— 岡本かの子 『狐』 青空文庫
爰に活路あり、活路は必らずしも活用と趣を一にせず、吾人をして空虚なる英雄を気取りて、力としての自然の前に、大言壮語せしむるものは我が言ふ活路にあらず、吾人は吾人の霊魂をして、肉として吾人の失ひたる自由を、他の大自在の霊世界に向つて縦に握らしむる事を得るなり。
— 北村透谷 『人生に相渉るとは何の謂ぞ』 青空文庫
大自在の風雅を伝道するは、此の大活機を伝道するなり、何ぞ英雄剣を揮ふと言はむ。
— 北村透谷 『人生に相渉るとは何の謂ぞ』 青空文庫
自然の力をして縦に吾人の脛脚を控縛せしめよ、然れども吾人の頭部は大勇猛の権を以て、現象以外の別乾坤にまで挺立せしめて、其処に大自在の風雅と逍遙せしむべし。
— 北村透谷 『人生に相渉るとは何の謂ぞ』 青空文庫
作例 · 標準
彼は富と名声を得て、まさに大自在の境地に達したと言えるだろう。
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心の平安を求め、彼は俗世を離れて大自在の生活を送った。
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この広い世界で、私たちは大自在に生きることを許されている。
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