粘りつく
ねばりつく
動詞-五段-カ行動詞-自動詞
標準
to adhere to
文例 · 用例
そのせいかジョルジュの話をするときに夫人は一番新吉に粘りつく。
— 岡本かの子 『巴里祭』 青空文庫
焦れったいような、粘りつくような時間の前に、ほとんど垂直に、山は、その皮を剥ぎ取られた岩盤を、白く、他の一面の緑の中に浮き立たせて聳えていた。
— ――生きる為に―― 『山谿に生くる人々』 青空文庫
ぬれた金物がべたべたと糊のように指先に粘りつく事は珍しくない。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
蔓が絡む、茨の刺は袖を引く、草の実は外套からズボンから、地の見えぬまで粘りつく。
— 大下藤次郎 『白峰の麓』 青空文庫
それにまた、ねばりねばりと粘りつく。
— LE VIGNERON DANS SA VIGNE 『ぶどう畑のぶどう作り』 青空文庫
矢田部源七郎はごくあたりまえな顔だちで、どこという特徴もなかったが、身ごなしや言葉のはしはしに、どこやら粘りつくような、芯の強さが感じられた。
— 山本周五郎 『新潮記』 青空文庫
びた、びた、と筵へ粘りつく跫音が、忍びやかに良人のいる部屋へ帰って行った。
— 火の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
池野内蔵八は、自ら云うところの、地摺の青眼を構えて、するすると、粘りつくように一刀斎へ迫って来たが、どうしたのか、ぎゃっというと、三足四足、前へよろめいたままどすと重い地ひびきを最後に息絶えてしまった。
— 小野忠明 『剣の四君子』 青空文庫
作例 · 標準
壁にポスターが粘りついて剥がれない。
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ガムが靴底に粘りついて困った。
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この汚れは食器に粘りついていて、なかなか落ちない。
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