将中
しょうちゅう
名詞
標準
文例 · 用例
だから、武将中最も教養あり、その詩に、簷外風光分外薪|捲簾山色|悩吟身孱願亦|有娥眉趣一笑靄然|如美人 歌に、さみだれに庭のやり水瀬を深み浅茅がすゑは波よするなり立ち並ぶかひこそなけれ桜花松に千歳の色はならはで 詩の巧拙は自分には分らないが、歌は武将としては上乗の部であろう。
— 菊池寛 『川中島合戦』 青空文庫
『常山紀談』にいわく、摂津半国の主松山新助が勇将中村新兵衛たびたびの手柄を顕わしければ、時の人これを槍中村と号し武者の棟梁とす。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
老少不定とはいうものの、概して元帥大将中将と古参順に訃音が来る。
— 佐々木邦 『親鳥子鳥』 青空文庫
献言百諫 直江大和守実綱は、謙信の父祖以来三代に歴任して来た宿将中の宿将である。
— 吉川英治 『上杉謙信』 青空文庫
持重論の宿将中でも、馬場美濃守は多くをいわなかった。
— 第五分冊 『新書太閤記』 青空文庫
――ですから、やはり宿将中の重鎮たるおひとをもって、奉行とあそばすべきでしょう」「たれがよい?
— 第五分冊 『新書太閤記』 青空文庫
お召し」 さっき馬前に呼ばれた部将中の主なる人々が再度、光秀のいる八幡の森の中へ呼ばれて行った。
— 第七分冊 『新書太閤記』 青空文庫
長く緩く、また高く低く、合図の貝が鳴りわたると、先鋒鉄砲組の大将中村孫兵次の部隊から一鼓六足にて前進を開始していた。
— 第八分冊 『新書太閤記』 青空文庫