起床ラッパ
きしょうらっぱ
名詞
標準
reveille
文例 · 用例
角楯組の最も貧しい一兵卒だ、――教会堂の天気鶏の翼が未だ暁の露に沾うてゐる朝まだきに起き出でて、大隊長から小隊長までの楯と剣を磨いた後に、起床ラッパを吹き鳴らさなければならない身分の番兵だ。
— 牧野信一 『変装綺譚』 青空文庫
科学戦の暁に吹鳴らす起床ラッパ つまりわれわれは、世界戦争にも勝たなければならないし、更に広い宇宙から来る夥しい未知の敵に対しても、絶対に勝たねばならないのです。
— 海野十三 『『火星兵団』の作者の言葉』 青空文庫
……かと思ふと、にわかに、起床ラッパを耳にした一兵卒になつて跳ねあがり、舞台に恋人を持つた秘かな一観客が開幕のベルに打たれた如く胸を躍らせて、あの原始時代の戦器にも似た飛越器に身を持つて石弾になり、降つたばかりの崖を一目散に昇り返すことも多かつた。
— 牧野信一 『籔のほとり』 青空文庫
歩兵一|聯隊の起床ラッパを、赤坂檜町の旧居で聴いている錯覚をおこしていたが、近くで猫が、咽喉を鳴らしている気もした。
— 長谷川時雨 『遠藤(岩野)清子』 青空文庫
しまった、もうこの子を帰そうにも帰せなくなったと――起床ラッパの音を夢のように聴きながら、かれはまったく途方に暮れてしまったのである。
— 小栗虫太郎 『「太平洋漏水孔」漂流記』 青空文庫
作例 · 標準
「おい、起床ラッパが鳴り響いてるぞ! ぐずぐずしてないで5分で支度しろ!」
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自衛隊の駐屯地近くに住んでいると、毎朝決まった時間に鳴る起床ラッパが目覚まし代わりになる。
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キャンプの朝、いたずらでスマホから起床ラッパの音を大音量で流したら、全員が飛び起きた。
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