海魔
かいま
名詞
標準
文例 · 用例
それ以来、濃霧のような海魔のようなものが、北太平洋の北圏航路を覆い包んでしまったのである。
— 小栗虫太郎 『潜航艇「鷹の城」』 青空文庫
ああ艇長の死体を艇から引き出したのは、かねて伝説に聴く海魔の仕業でしょうか、それともまた、文字どおりの奇蹟だったのでしょうか。
— 小栗虫太郎 『潜航艇「鷹の城」』 青空文庫
その先にあるのは竜宮城か、それとも海魔地獄か。
— 海野十三 『ふしぎ国探検』 青空文庫
ソレカラ一時間ノチ、左舷前方ニトツゼン大海魔アラワレ、海中ヨリ径一メートルホドノ丸イ頭ヲモタゲ、ミルミル五十メートルホドモ頸ヲノバシタ。
— 海野十三 『太平洋魔城』 青空文庫
大海魔があらわれ、首を五十メートルももたげ、波のうえにのびた身長が四百メートルもあったなどとは、本当のことだと信じられるだろうか。
— 海野十三 『太平洋魔城』 青空文庫
この科学のさかんな世に、誰がそんなばかばかしい海魔を信ずることができるだろうか。
— 海野十三 『太平洋魔城』 青空文庫
御苦労だが一つひきうけて、海魔の正体を調べてきてくれ」 太刀川は大佐の言葉をじっと聞いていたが、やはり駄目だという風にかぶりをふり、「私はお断りいたします。
— 海野十三 『太平洋魔城』 青空文庫
雲の切れめをかすめて、とつじょ、洋上に姿をあらわしたのは、今まで見たこともない、ふしぎな大海魔だった。
— 海野十三 『太平洋魔城』 青空文庫