若輩者
じゃくはいもの
名詞
標準
inexperienced person
文例 · 用例
)定重 われ/\若輩者が押して申上げましたら、定めてお叱りもござりませうが、今もむかしも道理ばかりでは濟まぬ世の中でござりまする。
— 岡本綺堂 『佐々木高綱』 青空文庫
「若輩者、狸にでも化かされたか」 平三郎は刀を持ったなりにすごすごと離屋の室へ帰って来た。
— 田中貢太郎 『水面に浮んだ女』 青空文庫
ほんの若輩者ではありますが、私は先の司令官の時、いずれの刑事事件においても、司令官の補佐をつとめておりまして、さらにこの機械について最も詳しいというのが、その理由です。
— IN DER STRAFKOLONIE 『処刑の話』 青空文庫
「ではあちらで、――」「あの若輩者は手綱をしめておかねばいけません、こなたさまは寛容すぎる、こなたさまは誰に対しても御寛容すぎます、あまりさもない人間はお近づけなさらぬがよい」「ではあちらで、――」 甲斐は次の間へ去った。
— 第一部 『樅ノ木は残った』 青空文庫
そして、「若輩者が、おこがましい弁をふるいたてましたが、お師の君に、あらぬ世評のふりかかるは、弟子の身としても、口惜しい儀にぞんじます。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
そう改まられては、私こそ、ご挨拶のしようがない」「いや、先ほどから、広言のみ吐いてさぞお聞き苦しかったことで」「なに、私こそ、まだ仕官もせず、世間も知らぬ若輩者で」「でも、剣においては。
— 火の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
そしてたまたま窓越しに見た武蔵のような若輩者を、おそろしく過賞し、(すこし貴様も見ならえ) と、いわないばかりな口吻であった。
— 空の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
それを環ごとき若輩者が、要らざる出洒張りをしたればこそ、恥の上わ塗りをしでかしたのだ』『なんで、そのように、環を、憎く憎くと取りなさるのじゃ』『腹の立つのは、直胤の一門より、てまえに取っては、むしろ出洒張り者の弟です。
— 吉川英治 『山浦清麿』 青空文庫
作例 · 標準
彼はまだ入社したばかりの若輩者だが、その発想力は目を見張るものがある。
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「わたくしはまだまだ若輩者でございますが、精一杯努めさせていただきます。」と彼は頭を下げた。
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若輩者だからこそ、固定観念にとらわれずに新しいことに挑戦できるのだ。
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