箇出
箇出
名詞
標準
文例 · 用例
膳も大きなのを一箇出してあるばかりであつた。
— 田山花袋 『朝』 青空文庫
この刹那に箱の蓋をあけると、案の通り土で造った円筒状の煙管の雁首が一箇出た。
— 伊波普猷 『土塊石片録』 青空文庫
七|月二十三|日には、幻翁、望生、及び余の三|人で出掛けたが、此時も亦幻翁は完全なる小土瓶を一|箇出し、望生は砧形を成す小角器(用法不明。
— 嶺の千鳥窪 『探檢實記 地中の秘密』 青空文庫
幻翁は土器を二三|箇出した。
— 馬籠と根方 『探檢實記 地中の秘密』 青空文庫
如何に不有望の貝塚だとて、これだけの大部分を發掘して、小破片一|箇出ぬといふ、そんなのは未だ曾て無い。
— 疑問の加瀬貝塚 『探檢實記 地中の秘密』 青空文庫
そして佐伯はずるそうに笑いながら、物入れから鶏卵を二箇出して、之を中尉殿に上げます、と言った。
— 梅崎春生 『日の果て』 青空文庫