狂言方
きょうげんかた
名詞
標準
kyogen performer
文例 · 用例
坂東あべ川、市村しるこ、渠はあまい名を春狐と号して、福面女に、瓢箪男、般若の面、……二十五座の座附きで駈出しの狂言方であったから。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
」「いろいろの魂を瓶に入れて持っている狂言方じゃ。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
その他囃子方、狂言方等略) まだこの他に遺漏忘失が多数ある事と思う。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
翁は市内|櫛田神社(素戔男尊、奇稲田姫を祭る)、光雲神社(藩祖両公を祀る)、その他の神事能を、衷心から吾事として主宰し、囃子方、狂言方、その他の稽古に到るまで一切を指導準備し、病を押し、老衰を意とせず斎戒沐浴し、衣服を改めて、真に武士の戦場に出づる意気組を以て当日に臨んだ。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
これも逸話に属する話かも知れぬが、当時の出演者はシテ方、ワキ方は勿論、囃子方といわず狂言方といわず、見物人の批評を恐るる者は一人も居なかった。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
囃子方、狂言方は勿論の事、他流……主として観世流の人々までも翁の風格に感化されて、真剣の努力を以て能楽にいそしんだ形跡がある。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
しかし翁は他流の人や囃子方、狂言方には、あまり八釜しい指導をしなかった。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
尤も鈴だけは音を立てて拍子を取るが、これは狂言方と云って能役者とは別種の、道化役みたようなものが、三番叟という舞の中に限って使うに過ぎない。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
標準
low-ranked house playwright (of kabuki)