夏中
げちゅう
名詞
標準
period during which monks may go into a summer retreat
文例 · 用例
夏中釣りをしたため、今年は私の健康はいゝ。
— 葉山嘉樹 『運動会の風景』 青空文庫
」「えゝ、けれど、ごらんなさい、そら、どうです、あの立派な川、ね、あすこはあの夏中、ツヰンクル、ツヰンクル、リトル、スター をうたってやすむとき、いつも窓からぼんやり白く見えてゐたでせう。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
夏中ぽつりぽつり咲いていたカンナが、今頃になって一時に満開の壮観を呈している。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
貝原は夏中七八|遍も小初を踊りに連れ出したことがあるので、ちょっとした小初の好きな喰べものぐらい心得ていた。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
郷里が山国で夏中は雷雨が非常に頻繁であり、またその音響も東京などで近頃聞くのとは比較にならぬほど猛烈なものであったような気がする。
— 寺田寅彦 『家庭の人へ』 青空文庫
それでその図の上に鉛筆で現在の位置をしるし、その脇へ日附をかいておいて、この夏中のこの遊星の軋道を図の上で追跡してみようという事にした。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
」「ええ、けれど、ごらんなさい、そら、どうです、あの立派な川、ね、あすこはあの夏中、ツインクル、ツインクル、リトル、スター をうたってやすむとき、いつも窓からぼんやり白く見えていたでしょう。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
ある夏中庭の花壇にこの花を作ったとき、一日試みに二つのうつ向いたつぼみの上方にヘアピン形に折れ曲がった茎を紙撚りのひもでそっと縛っておいた。
— 寺田寅彦 『藤棚の陰から』 青空文庫
作例 · 標準
夏のあいだ、僧侶たちは夏中に入り、修行に励んだ。
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山奥の寺では、夏中の間は静かに座禅が組まれる。
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彼にとって夏中は、自己を見つめ直す貴重な期間だった。
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