呪り
かしり
名詞頻度ランク #22995 · 青空 0 例
標準
spell
文例 · 用例
椎根津彦と弟猾とが香具山の土を盗んで来て種々の土器を作つて、天神地祇を祭つた条に、「譬はゞ水沫の如く呪り著くる所あり」と言ふのは、単純な祭器を作る為ではなかつた。
— 折口信夫 『「ほ」・「うら」から「ほがひ」へ』 青空文庫
「武埴安彦の妻|吾田媛密かに来て倭の香具山の土を取り領巾に裹み、『是は倭の国の物実(又ものしろ)と祈み曰ひて乃ち反りぬ」とあるのも、国の呪りの為に土を持つて行つたのであつた。
— 折口信夫 『「ほ」・「うら」から「ほがひ」へ』 青空文庫
此の如くせば則、虜自ら平伏せむ」とある亦の字の用法が、土を呪りの対象にした事を示すと共に、香具山の動植物を神聖視するに到つた径路を見せてゐる様である。
— 折口信夫 『「ほ」・「うら」から「ほがひ」へ』 青空文庫
また、夕方からは、僧正坊の本堂に、里の俗をただ一人坐らせておいて、その人間を呪り殺し、また、呪り生かすという法力を公開して見せる。
— 吉川英治 『源頼朝』 青空文庫
呪り殺し、呪り生かし――のこの行事、毎年やる事ではあったが、それでも毎年、法力の摩訶不思議に、群集は酔ったように眼をすえていた。
— 吉川英治 『源頼朝』 青空文庫
呪りにかかっている荒法師は、法衣のたもとを背に結びあげ、念珠を押しもんで、今や天狗がのりうつッたように、読経の喉を嗄らし、印を切って、何やら声|荒らかに、呪り殺しをうける俗の男を叱咤していた。
— 吉川英治 『源頼朝』 青空文庫
退屈まぎれに見ておりました旅行案内を、もとへ突込んで、革鞄の口をかしりと啣えさせました時、フト柔かな、滑かな、ふっくりと美しいものを、きしりと縊って、引緊めたと思う手応がありました。
— 泉鏡花 『革鞄の怪』 青空文庫
田舎とはいやな所のようにお思いになるかしりませんが、私は受け合ってあなたを楽しくさせます」 口前よく熱心に同行を促すと、貧乏に飽いた女房などは、「そうなればいいのに、何のたのむ所もない方が、どうしてまた意地をお張りになるのだろう」 と言って、末摘花を批難した。
— 蓬生 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
呪いの言葉を口にするのは、自分にも災いを招くと言われている。
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彼は、自分を陥れた相手に呪りをかけたかのように恨み続けていた。
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古い物語には、魔女がかけた呪りを解く勇者の話がよく登場する。
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