勢力圏
せいりょくけん
名詞
標準
sphere of influence
文例 · 用例
況んや山東が、その地理的優越に於て、その軍需的価値に於て、その黄河流域無限の富庫を後方地帯に抱容する点に於て、我等は国防上、国民生活上、永久にこれを勢力圏中より逸し去ることは出来ない。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
すでに敵|匈奴の勢力圏に深く進み入っているのである。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
その会社を代表するPC―9801は、日本でも大きな勢力圏を築いたPC互換機と同様に、ウインドウズを採用しています。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
軍事力によって地球に勢力圏の線引きを行なう振る舞いは、人類の歴史をここまで支配してきたのだからそりゃあ腰が座っている。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
三唖は紅葉の世話になったという条、『石倉新五左衛門』を認められて『新著百種』に推薦されたというだけであったが、この一篇の原稿の斡旋を永久に徳として弟子の礼を執らなかったのが忘恩者として紅葉の勘気に触れた所以で、三唖はこれがために紅葉の勢力圏の新聞社や雑誌社からボイコットされてしまった。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
イギリスの勢力圏であるチベットをとおって、重慶へ通ずる新ルートがあるのではないか?
— 天母峰 『人外魔境』 青空文庫
イギリスの勢力圏であるチベットをとおって、重慶へ通ずる新ルートがあるのではないか※ しかしそれは、『|天母生上の雲湖』の裾続きで遮断される。
— 天母峰 『人外魔境』 青空文庫
蘇州河以南の租界に住んでる彼等の多くは、其処が未だ日本に対する敵性の濃い英米の勢力圏内であり、随って重慶政府と密接な繋りを持っているだけに、単に一身の安全を図るためにも、抗日救国を口にせざるを得ないのである。
— 豊島与志雄 『上海の渋面』 青空文庫
作例 · 標準
旧宗主国は、未だにその植民地だった国々を経済的な勢力圏に置いている。
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このカフェは、学生街における若者文化の重要な勢力圏だ。
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近隣の複数の市町村は、その大都市の経済的な勢力圏に含まれる。
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