朱墨
しゅずみ異読 しゅぼく
名詞
標準
vermilion ink stick
文例 · 用例
その包箱の見返しの中央にMICHAEL・SHIROと読める朱墨と、黒い墨の細かい組合わせ文字の紋章みたいなものが、消え消えに残っているところを見ますと、私のカンでは多分天草一揆頃日本に渡って来て、ミカエル四郎と名乗る日本人が秘蔵してたものじゃないか知らんと……ヘエヘエ。
— 夢野久作 『悪魔祈祷書』 青空文庫
私の郷里の習慣では生きているうちから法名を墓石に彫り付けてあって、朱墨を入れてあるのであった。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
故に右の諸書には初め朱墨の文が分つてあり、後尚白墨の文が分つてあつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
是本は伊沢氏の遺物で、朱墨の書入があつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
彼は好い気になって、書記の硯箱の中にある朱墨を弄ったり、小刀の鞘を払って見たり、他に蒼蠅がられるような悪戯を続けざまにした。
— 夏目漱石 『道草』 青空文庫
店先ニ腰掛ケテ舊知ノ主人ト挨拶ヲ交シ、中国製ノ最良ノ朱墨一|挺、小指大ノモノヲ金二千圓デ購ウ。
— 谷崎潤一郎 『瘋癲老人日記』 青空文庫
予ハ竹翠軒デ求メテ来タ硯ヲ取リ出シテデスクニ置キ、ユックリ/\ト朱墨ヲ磨ル。
— 谷崎潤一郎 『瘋癲老人日記』 青空文庫
一挺ノ朱墨ヲ先ズ半分程磨リオロス。
— 谷崎潤一郎 『瘋癲老人日記』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、重要な書類に署名するために朱墨(しゅずみ)を取り出した。
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書道では、黒い墨だけでなく、朱墨(しゅずみ)も使われることがある。
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「あっ、間違えちゃった!この朱墨(しゅずみ)の跡、どうやって消そう…」と子供が困った顔をした。
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