青蓮
しょうれん
名詞
標準
文例 · 用例
唯願ふらくはかの如来大慈大悲我が小願の中に於て大神力を現じ給ひ妄言綺語の淤泥を化して光明|顕色の浄瑠璃となし、浮華の中より清浄の青蓮華を開かしめ給はんことを。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
唯願うらくはかの如来大慈大悲我が小願の中に於て大神力を現じ給い妄言綺語の淤泥を化して光明|顕色の浄瑠璃となし、浮華の中より清浄の青蓮華を開かしめ給わんことを。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
東亜の詩人は青蓮に譬える。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
たとえその罪によって、一度は地獄畜生の界に堕ちるにしても、わたしはあなたの為に紅焔のなかの青蓮華となり、あなたを無事に包みましょう。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
瞑目した眼を徐ろに開くと、青蓮華のような切れの鋭い眼から濃い瞳はしずかに、斜に注がれた。
— 岡本かの子 『家霊』 青空文庫
御堂は薄墨の雲の中に、朱の柱を聯ね、丹の扉を合せ、青蓮の釘かくしを装って、棟もろとも、雪の被衣に包まれた一座の宝塔のように浄く厳しく聳えて見ゆる。
— 泉鏡花 『白花の朝顔』 青空文庫
四十年三月 華のかげ時は夏、血のごと濁る毒水の鰐住む沼の真昼時、夢ともわかず、日に嘆く無量の広葉かきわけてほのかに青き青蓮の白華咲けり。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
すなわち、紅蓮峰は紅にひかり、さらに、白蓮、青蓮、黄蓮と彩光どおりの名が、それぞれの峰につけられている。
— 天母峰 『人外魔境』 青空文庫