頑是無い
がんぜない
形容詞
標準
innocent
文例 · 用例
頑是無い者たちの御主よ、われをも拯け給へ。
— RECIT DU LEPREUX 『癩病やみの話』 青空文庫
ちょっと聞くとまるでがんぜない子供の言いそうな事であるが、よし子の意味はもう少し深いところにあった。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
にもかかわらず、女ひとりが四ツ近いというようなそんな夜ふけの刻限に、それもがんぜない子どもばかりを残してふらふらと出かけたというは、ちと不審じゃな」「そうでござります、そうでござります。
— 卒塔婆を祭った米びつ 『右門捕物帖』 青空文庫
娘ッ子というものはほんとうにがんぜないもので、こうなるとこわがってよりつかず、いま、あなたがいられまする土間にひっこもってぼんやり窓からそとばかりながめるようになりました。
— 久生十蘭 『海豹島』 青空文庫
と、ふいに広間のすみの方で、どなたか一人しく/\とすゝりなきをはじめましたら、それまでじっとこらえていらしったおおぜいの衆が、あちらでもこちらでも、いちどにしく/\と泣き出されましたので、がんぜないお子たちまでがこえをあげてお泣きになりました。
— 谷崎潤一郎 『盲目物語』 青空文庫
とりわけにくしんのなさけをかりてお市どのをあざむかれ、がんぜないお子をくしざしになさるとは、あまりむごたらしいなされかたでござります。
— 谷崎潤一郎 『盲目物語』 青空文庫
そう云うわけで、お子様方はお五方おいでなされましたが、姫君さまのおとしが七つ、仙千代丸さまのおとしが四つでござりましたから、その餘のかた/″\は二つをかしらに当歳までのがんぜないおとしごろでござりました」順慶は更につゞけて、「なれども只今申し上げましたのはいずれもお側女の方々ばかり。
— 第二盲目物語 『聞書抄』 青空文庫
がんぜないお燕を飢え死なすか、捨て児か。
— 吉川英治 『大岡越前』 青空文庫
作例 · 標準
「まあ、なんて頑是無いの。サンタさんが本当に来ると信じて、あんなに一生懸命手紙を書いて」
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厳しい現実を知る前の、頑是無かったあの頃の記憶が、ふと脳裏をよぎった。
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子猫が頑是無い様子で自分の尻尾を追いかけている姿に、思わず顔がほころんだ。
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