雑駁
ざっぱく
形容動詞名詞
標準
confused
文例 · 用例
どうもがいてみたつて結局俺は俺なのだと、肚を決めて万事楽天的に時間を用ゐることにすれば、これはまた精神の雑駁な日々を送ることになるのである。
— 中原中也 『私の事』 青空文庫
日本のたいていの作家は、単に文士 Writer という雑駁な感銘をあたえるのみである。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
――雑駁のもの、あにただ今日の文士のみならんや。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
概ね現代の文学者は、詩人でもなく美術家でもない、中途半端で雑駁なデモ文士にすぎないのである。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
こうした雑駁な文学者に比べるとき、昔の名人意識で一貫した日本の芸術家が、いかにすぐれて偉かったかと言うことを痛感する。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
然るに言語というものは、芸術上に使用されてのみ、始めて美や含蓄やを持つのであるから、かく実用語として閑却された日本語は、久しい間何の洗練もなく発展もなく、無趣味|雑駁な俗語として、単に日常生活の所用を弁ずるだけの言語として止まっていた。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
然れども、極めて雑駁に、極めて独断的に之を解けば、前に「快楽」の起原に就きて曰ひたる如く、人間は欲の動物なるが故に、その欲と調和したる度に於て、自家の満足を得る為に、意と肉とを適宜に満足せしむるが為に、必要とする器物もしくは無形物を願求するの性あること、之れ実用の起原なり。
— 北村透谷 『明治文学管見』 青空文庫
以上の言ひ方は余り大雑駁ではあるが、二三年来の詩壇の新らしい運動の精神は、必ず此処にあつたと思ふ。
— 石川啄木 『弓町より』 青空文庫
作例 · 標準
彼の説明は雑駁で、要点が掴みにくかった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
この議論は、論点が雑駁になり、まとまりがつかなくなった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
雑駁な思考では、複雑な問題を解決することは難しい。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite