条溝
じょうこう
名詞
標準
文例 · 用例
土間の上はなにかを引摺ったように縦の方向に何本もの条溝がついていた。
— 海野十三 『棺桶の花嫁』 青空文庫
土間の上の何本もの条溝は何のためについたのであろう。
— 海野十三 『棺桶の花嫁』 青空文庫
杜はこの条溝の伸びている方向に目をやった。
— 海野十三 『棺桶の花嫁』 青空文庫
その条溝は裏口の幕の下に続いて、まだそこから外に伸びているようであった。
— 海野十三 『棺桶の花嫁』 青空文庫
(金吾)……塀の内からラジオの声「……ガガガ、ガアガア、本月十八日、満洲柳条溝にて鉄道線路が爆破されて以来、十九日には関東軍れい下の皇軍の奉天入城に引きつづき事態は益々拡大のちょうこうを示し……ガガガ――」金吾の下駄の音はそれを引離して歩いて行く。
— 三好十郎 『樹氷』 青空文庫
柳条溝のあの満鉄線路爆破事件は日本側で仕組んだものだけに、すでに物情騒然たるものがそこに感じられたのは当然と言える。
— 高見順 『いやな感じ』 青空文庫