和親
わしん
名詞動詞-サ変
標準
friendship
文例 · 用例
人間同志、互いに持ちまえの和親敬愛の情を表すために使う方便だ。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
が、その組織後間もなく、例の赤旗事件のために、僕等日本の同志の大部分が投獄され、そしてそれと同時に和親会の諸同志の上にも厳重な監視が加えられて、会員のほとんど全部は日本に止まることができなくなってしまった。
— 大杉栄 『日本脱出記』 青空文庫
其背後には支那の歴史に夷狄に対して和親を議するのは奸臣だと云ふことが書いてあるのが、心理上に 〔re'miniscence〕 として作用した。
— 森鴎外 『津下四郎左衛門』 青空文庫
それは土佐人が松山藩を討つために錦旗を賜わって、それを本国へ護送する途中、神戸でフランス人がその一行を遮り留め、朝廷と幕府との和親を謀るためだと通弁に云わせ、錦旗を奪おうとしたと云う話が伝わっていたからである。
— 森鴎外 『堺事件』 青空文庫
外敵に對しては一意和親偸安を事とする、支那歴代の君主の間に在つて、彼は確に一異彩を放つて居る。
— 桑原隲藏 『秦始皇帝』 青空文庫
天下併合の後ち、異族に對しては、武斷主義を實施する素志もあつたが、當時の大臣の兵凶戰危の説に動かされて、遂に懷柔和親策を執ることとなつた。
— 桑原隲藏 『秦始皇帝』 青空文庫
支那では後くも周時代から宗法が出來て、同一祖先より出た一族の結合和親を目的として居る。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
父はまた年頃、西本願寺をして王事に力を致さしむることを計るは、仏恩に報ずる所以なるを思ひ、然かするには先づ豐臣氏以来杆格を来せる薩藩と和し、又長州藩と往来し、両藩を輔けて朝廷に報効せしむるに如くなしと思ひければ、前の年既に両藩と西本願寺との間に周旋して和親を結びたりき。
— 與謝野禮嚴 『禮嚴法師歌集』 青空文庫
作例 · 標準
両国は長年の対立を経て、ついに和親の道を歩み始めた。
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古い友人たちとの間には、言葉にしなくても通じ合う和親があった。
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このプロジェクトは、異なる部署間の和親を促進する良い機会となった。
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